YouTubeショート完全ガイド:あなたのアイデアが世界を変える3分間!

こんにちは、Tak@です。ITの探求と創造のプラットフォーム「IT Explore」を運営しています。

突然ですが、あなたは「世界中の人々が、毎日合計65億回以上も再生している動画形式がある」ことをご存知でしょうか?

これは、もはやただの「短い動画」ではありません。あなたのアイデアがたった3分で何十億もの人々に届く可能性を秘めた、デジタル時代の新しい表現手法です。

クリエイターだけでなく、企業や個人事業主にとっても無視できない巨大な舞台になりつつあります。

このコラムでは、そんなYouTubeショートの魅力と、その舞台へ立つための第一歩を、ITエンジニアである私の視点も交えながら、じっくりとご紹介していきます。

なぜ今、ショート動画が最強のツールなのか?

YouTubeショートの最大の目的は、誰もが手軽に動画を作成し、世界中に自分の声を届ける機会を提供することにあります。従来の長尺動画に比べて、視聴者もクリエイターも「もっと気軽に」楽しめるのが最大の魅力です。

実際、この短い動画形式は視聴回数を驚くほど増やしており、世界中で1日あたり65億回以上も再生されています。

この数字は、コンテンツの消費行動が変化している事実を如実に表していると言えるでしょう。技術の進化を間近で見てきた私からすると、これは誰もが簡単に発信できる、まさに時代のゲームチェンジャーだと感じます。

YouTubeショートの基本:長さと形式

YouTubeショートは、もともと最大60秒の縦向き動画として始まりました。しかし、2024年10月15日以降にアップロードされる動画からは、最長3分までの長さで作成できます

これは、クリエイターがストーリーを伝えたり、創造性を発揮したり、視聴者をさらに魅了したりするための時間が大幅に増えることを意味します。

形式としては、アスペクト比が正方形または縦長の動画がショート動画に分類されます。

これは、スマートフォンでの視聴体験に最適化された形であり、気軽に視聴できる理由の一つです。長尺動画のような横向きのアスペクト比を使用すれば、ショート動画として分類されないようにすることも可能です。

スマホひとつでOK!超簡単なショート動画の作り方

YouTubeショートの作成は、スマートフォンとYouTubeアプリに組み込まれたショートカメラがあれば、誰でも手軽に始められます。特別な機材や複雑な編集ソフトは必要ありません。

録画と基本的な編集機能

YouTubeアプリを開き、「作成アイコン」をタップして「ショート」を選択するだけで、ショート動画の作成画面が開きます。

  • 録画時間の調整:画面右上の秒数アイコンをタップして、録画時間を変更できます。
  • マルチセグメント録画:撮影ボタンを長押しするか、タップして録画を開始し、もう一度タップして終了することで、複数のクリップを繋げて最長3分までの動画を作成できます。
  • 録画速度の調整:「速度」アイコンをタップすると、録画速度を速くしたり遅くしたりできます。
  • タイマー機能:「タイマー」をタップすれば、カウントダウンを設定してハンズフリーで録画を開始したり、自動的に録画を停止するタイミングを設定したりできます。
  • 元に戻す・やり直し:録画した動画クリップを削除するには「元に戻す」を、削除したクリップを再び追加するには「やり直し」をタップします。
  • 配置合わせ:「位置合わせ」をタップすると、前回キャプチャしたフレームを半透明のオーバーレイとして使用し、次のクリップに正確に配置できます。

録画後の加工とクリエイティブ機能

録画が完了したら、さらに動画を魅力的にするための様々な編集機能が利用できます。

音声と音楽の追加

YouTubeのオーディオライブラリには、著作権使用料無料のプロダクションミュージックと効果音が用意されており、動画に無料で利用できます。ショート動画の長さが1分を超える場合、著作権で保護された音楽を追加することはできない点に注意が必要です。

また、複数のメディアクリップを音楽のビートに合わせて、魅力的なショート動画を簡単に作成する機能もあります。

視覚的表現を豊かにする機能

  • フィルタとエフェクト:「フィルタ」や「エフェクト」をタップすると、動画の雰囲気を変えたり、新しいコンセプトを試したりできる多様な機能を使用できます。
  • グリーン スクリーン:録画画面で「グリーン スクリーン」をタップすると、自身のデバイスのギャラリーから写真や動画を選択して、ショート動画の背景に設定できます。Dream Screen機能を使えば、テキストプロンプトからAIで背景を生成することも可能です。これはまるで、自分の頭の中にあるイメージが、魔法のように具現化されるような感覚で、私のような技術屋にはたまらない機能です。

テキストとインタラクティブ要素

  • テキストの追加:「テキスト」をタップして動画に複数のメッセージを配置し、色、スタイル、配置、そして表示タイミングを細かく調整できます。
  • インタラクティブステッカー:Q&A、アンケート、クイズなどのインタラクティブなステッカーを追加することで、視聴者との交流を深めることができます。
  • テキスト読み上げ:入力したテキストをAIが読み上げて動画に適用する機能で、ナレーションとしても活用できます。

YouTubeショートのアップロードと公開

ショート動画を作成したら、いよいよ世界に公開するステップです。

YouTubeアプリからショート動画をアップロードする場合、最終画面でタイトル(最大100文字)を追加し、プライバシー設定(公開、非公開、限定公開)を選択します。

また、パソコンからもYouTube Studioにログインしてショート動画ファイルをアップロードできます。その際、動画の長さが3分以内、アスペクト比が正方形または縦長であることを確認してください。

既存の動画からのショート動画作成

すでにアップロード済みの長尺動画から、新たなショート動画を作成することも可能です。作成されたショート動画は元の動画にリンクされるため、新しい視聴者が元のコンテンツを発見する機会が増えます。

これは、限られた時間でコンテンツを最大限に活用するための、非常に効率的な手段です。

まとめ:あなたの3分間がもたらす無限の可能性

YouTubeショートは、手軽に高品質なコンテンツを制作し、世界中の視聴者と繋がるための強力なツールです。スマートフォン一つで動画の撮影から編集、そして公開までを一貫して行えるシンプルさは、まさに「アイデアを形にする」プロセスを加速させます。

かつては動画編集に専門知識や高価な機材が必要だった時代を考えると、現代のクリエイターは、まるで目の前に無限の可能性が広がっているように見えます。

私もAIツール開発を通じて「あったらいいな」を形にしていますが、YouTubeショートもまた、表現のハードルを大きく下げることで、多くの人の「あったらいいな」を実現していると感じます。

さあ、あなたもこの新しい挑戦に一歩を踏み出してみませんか?あなたの3分間が、次のトレンドを生み出すかもしれません。

次回のコラムでは、ショート動画をさらに魅力的にするための編集機能やAI活用法について深掘りしていきます。どうぞお楽しみに!

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photo by:Sara Kurfeß